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2016年に公開が待ちきれない映画20選

2016年に公開予定の注目作品をチェック

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30 films we’re excited about in 2016』と題して、タイムアウトロンドンで30本の映画が紹介された。タイムアウト東京では、その中から20本を選び紹介する。今年もリブートや続編が多く揃った。オリジナルキャストが再集結する『トレインスポッティング 2』、『ハリーポッター』のスピンオフ作品『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、クェンティン・タランティーノ監督の西部劇『ヘイトフル・エイト』など。注目したいのは、第40回トロント国際映画祭で観客賞を受賞した『ルーム』、遠藤周作の小説をもとにしたマーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』だろう。リストをチェックしながら公開を待とう。

1. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ハリーポッターの世界では『幻の動物とその生息地』はホグワーツの魔法生物の教科書だ。著者はニュート・スキャマンダー。勇敢な探検家で(超)自然学者だ。今作では、J.K. ローリングが脚本を担当し、魔法生物たちを捕まえて研究しながら大恐慌時代のアメリカを走り回るスキャマンダーの物語を描いた。デヴィッド・イェーツが監督として、デヴィッド・ハイマンスティーヴン・クローヴスはプロデューサーとして戻ってくる。キャストは一新され、エディ・レッドメインがスキャマンダーを演じ、そのほかにコリン・ファレルエズラ・ミラーサマンサ・モートンが出演する。

写真 © Featureflash - Shutterstock.com

2. バットマン vs スーパーマン:ドーン・オブ・ジャスティス

近年スーパーヒーローが大流行している。なので、映画『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カヴィルを、トップに君臨するダークナイトと対戦させるのは避けられないことだった。残念ながらクリスチャン・ベールがバットマン役の出演を断ったことにより、ベン・アフレックが起用された(まだこのことも理解できていないが)。今作は、バットマンがスパーマンの未確認の神のような力に不信感を抱き、鼻をへし折ろうとする話だ。殴り合いとうめき声が満載だろう。今から待ちきれない。

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3. ジャングル・ブック

ラドヤード・キップリングによる弱肉強食の世界を描いた人気小説を原作とした現在進行中の映画は2つある(もう一方は、2017年公開予定のアンディ・サーキスが監督するより陰鬱なバージョンだ)。映画『アイアンマン』の監督ジョン・ファヴローがこの途方もない規模のモーションキャプチャーアニメの舵をとっている。 声優はビル・マーレイ (熊のバルーにぴったりの配役)、ベン・キングスレイ、クリストファー・ウォーケン、スカーレット・ヨハンソン。ディズニーの間抜けなオリジナル作品より少し気骨のある作品を期待するが、それでもキップリングの陰惨な物語にはほど遠い。

4. X-MEN:アポカリプス

今作はイアン・マッケランとパトリック・スチュワートではなく、むしろマイケル・ファスベンダー、ジェームズ・マカヴォイのミュータントに焦点を当てた映画だ。ブライアンシンガー監督による最新の『X-メン』シリーズは秘密にされているが、コミックではアポカリプスは最初のミュータントで、想像を絶する力を持ち、何世紀にもわたる長い眠りから目覚め、人間を絶滅させることを決意する。ジェニファー・ローレンスがセクシーなミスティークとして帰ってくる。そして、オスカー・アイザック今作の鍵となるアポカリプスを演じる。

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5. スーサイド・スクワッド

フェティシズムをテーマとしたイベント『Torture Garden』に夜遊びに出かけた『特攻大作戦』を想像してほしい。そうすればこの凶暴な悪玉たちの組み合わせのおおまかなアイデアがつかめる。今作は悪人版『アベンジャーズ』だ。狂気のジョーカー (ジャレッド・レト)、サイコな射撃手デッドショット(ウィル・スミス)、そして大勢のレザーに身を包んだ残忍な狂人たちが、彼らよりさらに邪悪な力を打ち倒すためにチームを組む。コミカルなバイオレンスの数々に期待しよう。

 

6. スタートレック ビヨンド

タイトルを区切って読みたくてたまらない。 「スター トレック ビヨーンド(ここでサックスのソロが入る)」。主要キャストのクリス・パインとザカリー・クイントがピチピチのスーツで戻ってくるが、このリメイクシリーズの第3弾ではすべてこっそり変化している。 監督のJ.J. エイブラムスは宇宙船を宇宙のはるか彼方まで追いやり、映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンに手綱を持たせている。脚本は出演者のサイモン・ペッグが一部担当しているが、この判断はどちらにも転びうる。彼は『ショーン・オブ・ザ・デッド』の脚本も共同で書いている。

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7. オ・ヤサシ巨人BFG

イギリスの小説家ロアルド・ダールのおとぎ話の大作についての大ニュースは、スティーヴン・スピルバーグ2011年の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』』に続いて2作目のモーションキャプチャーアニメを作ることではなく、オ・ヤサシ巨人役のマーク・ライランス、ビル・ヘイダーレベッカ・ホール、そして女王役のペネロープ・ウィルトンなど素晴らしいキャストを揃えたことでもない。本当の大ニュースはスピルバーグが、脚本家メリッサ・マシスンとともに脚本を書いたことだ。この2人が組んだのは1982年の『E.T.』以来となる。

写真 ©Rob Greig

8. ドクター・ストレンジ

新たなマーベルのスーパーヒーロー映画。主人公は超自然の脅威と戦うケープを纏った神経外科医だ。主演のベネディクト・カンバーバッチがふだんの風変わりな不器用さで奇妙なドクターを演じている。共演はレイチェル・マクアダムスキウェテル・イジョフォーマッツ・ミケルセン、そしてティルダ・スウィントンがチベットの魔術師を演じる。監督のスコット・デリクソンの業績はまずまず。彼は映画『地球が静止する日』のひどいリメイクの責任者の1人だ。しかし、全体的に見て今作は稀な成功例となるだろう。

写真 ©JStone - Shutterstock.com
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9. Anomalisa

来年目にする唯一の、性を扱ったストップモーションアニメーション映画となりそうだ。今作は映画『エターナル・サンシャイン』や『マルコビッチの穴』の脚本家チャーリー・カウフマンの独創的で創造性のある産物だ。監督デビュー作『脳内ニューヨーク』から7年、会議で講演するために出張中で鬱状態にあるモチベーショナルスピーカーの話でカウフマンが戻ってくる。カウフマンは静かに大切なことを探っている。幸せ、失望、愛、人とともに生きることについて。

 

10. ルーム

26才のブリー・ラーソンは今作での素晴らしい演技で、アカデミー主演女優賞の候補として名前が挙がっている。原作はエマ・ドナヒューのベストセラー小説で、ラーソンは息子ジャックの父親である強姦犯に誘拐され7年間小屋に閉じ込められた若い女性を演じている。 監督は『Frank-フランク-』、アイルランドのインディー映画『What Richard Did』のレニー・アブラハムソン。

 
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