1. シカゴ
138.2ポイント
強敵たちを打ち負かし、世界で最も優れた都市となったシカゴに、盛大な拍手を。シカゴアンたちは、充実したバーシーン、ライブミュージックシーン、文化的成熟度、近所付き合いの良さ、経済的負担の少なさをベタ褒めしている。幸福度と、自分の街に対する誇りは、世界でも最高レベルだ。実のところ、治安は決して良くはないし、時間とともに住みよい街になるかどうかは分からない。でも変わらないでくれ、シカゴよ。私たちはありのままのシカゴを愛している。
「世界一の都市」。それは激しい論争の的となる称号だ。だが世界中の1万5000人に話を聞いた結果、タイムアウトは非常に説得力のある答えにたどり着いた。今年のタイムアウト シティインデックスでは、フードシーンの充実度、文化的多様さ、フレンドリー度、財布事情、幸福度、住みやすさなどを基準に、世界32都市を採点した。
最終結果を発表しよう。今年、住んだり訪れたりするのに最もエキサイティングな都市のランキングは以下のとおり。「死ぬまでに訪れたい場所リスト」にさっそく書き加えてほしい。
138.2ポイント
強敵たちを打ち負かし、世界で最も優れた都市となったシカゴに、盛大な拍手を。シカゴアンたちは、充実したバーシーン、ライブミュージックシーン、文化的成熟度、近所付き合いの良さ、経済的負担の少なさをベタ褒めしている。幸福度と、自分の街に対する誇りは、世界でも最高レベルだ。実のところ、治安は決して良くはないし、時間とともに住みよい街になるかどうかは分からない。でも変わらないでくれ、シカゴよ。私たちはありのままのシカゴを愛している。
137.9ポイント
ポルトガル第2の都市ではあるが、この楽しい街は、友だちや恋人を見つけたり、自分らしく過ごしたり、家族のつながりを保ったりするのに世界で最も適した場所だ。ほとんどのカテゴリーで首都リスボンを上回り、総合2位となった。旅行者にとっては最も安くナイトライフが楽しめる街でもある。でも注意してほしい。住民の5人に1人が、「観光客が多すぎることが街で最大の問題だ」と言っている。
134.6ポイント
世界で最もストレスを感じる街の一つであるにもかかわらず、文化、ナイトライフ、フードの面でずば抜けている。意外かもしれないが、幸福度も高い。圧倒的多数の住民が、ニューヨークは自分らしくいられる場所であり、お金の問題がなければこの街に住み続けるだろうと回答している。
132.3ポイント
メルボニアンは世界一幸福な都市生活者だ。活発なフードシーンと近所付き合いの良さも、総合4位となった理由だ。人々が最もエクササイズをしている都市でもある。
131.4ポイント
イギリスの首都であるこの街は、文化的成熟度とフードシーンの充実度が世界最高レベルで、ロンドナーは彼ら自身が思うよりも幸福だ。だがヨーロッパで最もストレスフルで、長時間の通勤と財布事情の厳しさがネックで、住みやすさで低得点となって総合5位にまで後退した。
131.1ポイント
街の名前に「マッド(mad)」が入っているマドリレニアンたちは、バーやクラブへ行く回数が世界一多く、自分の裸の写真を他人に送る可能性が世界一高い人々だ。活発なフードシーンと素晴らしい文化、ナイトライフの充実で総合6位に躍り出た。
130.9ポイント
つらい年となった2017年(マンチェスター・アリーナでのテロ)を経て、住民たちは、この街の最も良いところを「何があろうと進み続けること」と表現した。この街のほとんどの人は、1杯のティーを飲まずには一日を切り抜けられない。酒場、ライブミュージック、フレンドリー度のカテゴリで評価が高く、総合7位となった。
130.2ポイント
ポルトに後れをとったものの、リスボンは今回調査した中で、誇り高さと住みやすさの点で世界最高レベルであり、ほとんどの住民が今後5年間はリスボンに住み続けようと思っている。旅行者にとっては、最もお金のかからない都市の一つだが、地元の住民にとってはそうとは限らない。快適に暮らすためにもっと稼ぐ必要があると感じている人の数は、他都市よりも多い。
129.2ポイント
フィリーは、世界で最も金銭的負担が少ない都市として、また最も楽しく暮らせる街の一つとして評価されている。だがお金のことを気にしなくてよければ住み続けるかという質問の得点は低い。それでもベスト10入りを果たした。
128.4ポイント
カタルーニャ州にあるこの都市は、フードシーンと文化のカテゴリで評価が高く、10位に入り込んだ。最も楽しく暮らせる都市の一つであり、今回の調査では、金銭的負担の最も大きい都市の一つであったにもかかわらず、お金の問題さえなければ住み続けたいと考える住民数が世界2位だった。コミュニティーにも活気があり、ボランティアをする人の数は他都市と比べて最も多い。
128.2ポイント
スコットランドの首都は、幸福度と都市に対する誇りの高さでは世界最高レベルで総合11位となった。 調査した都市の中で、最低の雇用率ではあるが金銭的負担が低く、近所付き合いは非常に素晴らしい。それからジン好きにとっては世界最高の街だ。ここでの暮らしを人々が愛しているのも納得だ。
125.8ポイント
イスラエルの中でも別世界と言われるテルアビブは、快楽主義で評判だ。ドラッグの使用頻度や、一夜限りの関係の多さ、夜の長さ、労働時間の短さの分野で世界一だったことを考えれば当然だ。だがバカ騒ぎがすべてではない。この都市には、世界で最高の近所付き合いと、素晴らしいフードシーンがある。幸福度と住みやすさの低さで順位を下げた。
125.3ポイント
オースティンは、評判どおりライブミュージックのカテゴリで1位、バーで2位となった。だがそのほかの文化面で低得点となり、公共交通の充実度は世界最低評価だったため、13位となった。
124.9ポイント
パリが「愛の都」というのはウソだったのかって?バカを言わないでくれ、モナムール。パリジャンは、世界で最も多くセックスをしている(そして当然、最も睡眠不足でもある)。パリは文化の面では無敵だったが、幸福度と住みやすさの点では苦戦した。ほとんどの住民は、自分がパリに住み始めてから街は悪くなり続けていると感じている。
121.2ポイント
メキシコシティの人々は、どの都市の住民よりも文化的生活にどっぷり浸かっており、フードシーンも素晴らしい。順位が伸びなかったのは、治安への懸念が理由だ。「金さえあれば街を離れたい」とほとんどの人が回答したのは、おそらくそれが理由だろう。だが訪れるには素晴らしい場所だ。ナイトライフを最も安く楽しめる都市の一つであり、市民の半数以上が旅行者に非常に好意を持っているという。
119.5ポイント
アジアの都市として最も高得点となった上海は、良い変化を遂げている。住民は公共交通と治安の良さ、友人を作りやすいことを評価している。だがほかのどこよりも賃貸住宅で暮らす住民が多く、ほとんどの住民が5年以内に上海を出る予定であるなど、短期滞在者が多い都市だ。
119.4ポイント
サンフランシスコは、レストランシーンの充実度と、自分らしくいられるかどうかという点で点数が高い。だが治安と金銭的負担のカテゴリでは点数は低かった。住民はほかのどの都市の人々よりも多く休暇をとっており、ブランチの回数も多い。
119.2ポイント
フレンドリーなベルリンは、世界で最も寂しくない街だ。ほかのどの都市よりも隣人と付き合いがある。だがフードシーンは物足りない点が多く、住民は地元を熱烈に愛しているわけではない。街のナイトライフシーンは、ニューヨークとマドリード、パリに後れをとっている。ヨーロッパの創造的な人々にとっての天国という評判にもかかわらず、ここでは人々はたいてい自分らしさを出すことができないと感じている。
117.7ポイント
東京は、レストランで食事をする人の数が世界で2番目に多い。優れた公共交通があり、非常に金銭的負担が低い(少なくとも住民にとっては)。だが文化的充実度と幸福度で、そのほかの主要都市に劣っている。
116.8ポイント
LAは世界のカクテルの中心地。どの都市よりもシェイカーを振っている人の数が多く、世界で最も不安な都市でもある。レストランとカルチャーシーンが高い点数となっているが、住民は自分が住み始めてから街が良くなっているとは感じていない。友達をつくるのが最も難しい都市の一つでもある。
115.3ポイント
チューリッヒは、世界で2番目に安全な都市だ。ここまでは型通りだろう。だがこの都市は3Pセックスと浮気の頻度で世界1位であり、ドラッグの使用頻度についても高得点となっている。住みやすさも高点数だったが、フレンドリーさと文化、食事の面での低スコアが上回ってしまった。
113.0ポイント
ほとんどの項目で上海が北京を上回っているが、中国の首都であるこの街はフレンドリーさ、公共交通の充実度、お財布事情、治安の面で健闘した。だが暮らしは楽しくないと回答する住民が多く、カルチャーシーンも評価は高くなかった。
111.3ポイント
アメリカの首都は、食事と財布事情のカテゴリで得点が低かった。楽しく暮らせる街かという点でも最低レベルだった。出会い系アプリの使用率が最も高く、Tinder利用者の巣窟になっているが、彼らは恋人候補の相手の前から突然消え失せる傾向が強い。ニューヨークと共に世界で最もストレスを感じる街1位になったのもそれが原因かも。
111.0ポイント
総合順位こそ低いが、バンコクは世界の屋台の中心地であり、どの都市よりも立ち食いする人の数が多い。ハングリーなタイの人々は、世界で最もレストランによく出かけ、ライブに行く回数はアジアで一番だ。
110.2ポイント
モスクワの順位の低さは、世界最低の不毛なフードシーンが主な原因だ。住民はたいていご近所関係で気が滅入っている。だがこの街は上向きかもしれない。モスクワの住民のほとんどが、自分が住み始めてから街は良い方向に変わっていると回答した。
109.6ポイント
住民によると、香港の公共交通は世界一で間違いない。だからといってホンコナーたちがこの街に居続けたいと思っているわけではない。「5年後も今の都市に住み続けているなんて想像できない」と答えた住民の数は、ほかのどの都市よりも多かった。それも当然だ。この自治区の総合幸福度は、今回調査した都市の中で最低だった。
107.9ポイント
はっきり言って、世界最悪の交通事情がマイアミの順位を下げた。マイアミアンたちほどドライバーを憎んでいる人たちはいない。だがナイトライフの評価は平均よりずっと上で、レストランシーンは最高レベルだ。マイアミはいい方向に向かっていると感じる住民がほとんどだった。
106.1ポイント
オーストラリア最大の都市だが、メルボルンより順位は下。住民たちは食事とアルコールの選択肢、文化、生活費、住みやすさなどの面で、決して大満足はしていない。だが住民たちは平均よりもずっと幸せのようだ。
105.3ポイント
ドバイに住んだらひたすら仕事で遊びはナシだ。どの都市よりも労働時間が長い(また今回調査したどの都市の住民よりもコネづくりに熱心で、LinkedInの利用者が最も多い)。文化的活動に費やす時間がそれほどないのも驚きではない。アラブ首長国連邦の首都であるこの街は、文化の面で特に点数が低かった。世界で最も金がかかる都市の一つだ。
103.7ポイント
ボストンは総合的に最も得点の低かった国の一つだ。バーとナイトライフ、ライブミュージック、文化のカテゴリで点数が低く、32ヶ国中30位となった。調査した都市の中で最も金がかかる都市の一つでもあった。だが住民は非常に幸福度が高く、今回調査した中では、アメリカの都市でニューヨークの次に安全だった。
98.7ポイント
調査した都市の中で、シンガポールは文化面に対する住民の評価が最低の都市だった。一方で、治安と公共交通は高得点だった。健康的な都市で、世界平均よりも体力づくりに励む人が多く、レストランシーンはランキング下位の他都市よりもはるかにいい。
87.1ポイント
ああ、イスタンブール。ここの住民は全然幸せではない。住民は、この街は不正がはびこり、安全ではないと考えている。ここに暮らしていることを誇りに思っていないし、楽しんでもいない。また自分らしくいられないと感じている。辛辣(しんらつ)なことに、「もしタイムマシーンで片道旅行ができるなら、現在のイスタンブールよりも過去の時代のイスタンブールに住むことを選ぶ」と回答した住民の数が、どの都市よりも多かった。だが2つの大陸をまたぐ歴史あるこの大都市には、まだまだ魅力がある。4人に1人の住民が、この街には常に新しい発見があると回答している。
都市を魅力的にする要素は何だろう?世界のほかの都市の人々は、何を感じ、何を考え、何を食べ、何を飲み、何をして楽しんでいるのだろう?人生を最大限に楽しめる都市はどこなのだろうか。タイムアウトによる、全世界対象の大規模な都市調査が、その答えを明らかにした。私たちはタペストリー・リサーチ社(イギリス)と協力し、世界32都市の1万5000人を対象に調査した。
東京の人にとって、食は人生を豊かにする最も重要な要素のひとつのようだ。タイムアウトが世界32ヶ国1万5000人(東京は486人)を対象に行なった都市調査(シティインデックス)で、東京の人々の美食を追求する貪欲な姿勢が明らかになった。
タイムアウトが今年発表した都市調査結果で、世界最高の都市はシカゴであることが明らかになった。今回の調査では、リスボンや東京、ボストンなど世界32都市の1万5000人を対象に、財布事情、幸福度、性生活、食事など、都市生活のあらゆる側面を掘り下げるため、様々な質問をした。結果、シカゴが多くの側面で高いスコアを記録し、2年連続で世界トップの座を獲得した。アメリカ中西部の都市シカゴが、なぜ世界で際立っているのか、詳しく見てみよう。世界最高の都市である理由を解説する。
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