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韓国発の大ヒットかき氷を食べてきた

テキスト:
Yasuhisa Shimbo
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日本でのかき氷ブームを受けてか、ここ数年は海外からも毎年のようにかき氷の人気店が進出しているが、2016年6月30日、原宿にまた新たな店がオープンした。韓国発のSULBING HARAJUKUだ。

『SULBING(雪氷:ソルビン)』は2013年のオープンながら韓国で500店舗を展開する人気カフェブランド。粉雪のようなミルクの氷に贅沢にトッピングを施したかき氷が話題となり、韓国のかき氷ブームを牽引する存在となっている。日本上陸の地として選んだのは、原宿駅の目の前。韓国にその名を轟かす人気店だけにその立地からも気合いのほどが感じられる。

オープン初日には、開店前から約250人の長蛇の列ができ、1週間限定提供の『生いちごソルビン』は3時間で予定販売数を完売したという。ニューオープンと聞けば行列ができる街原宿とはいえこの人気ぶりには驚かされる。

創業者のチョン・ソンヒは、飲食ビジネスを学ぶため、約10数年前に日本への留学経験があり、その際に伝統的な和菓子が時代とともに進化し続け、老若男女に根付いていることを目の当たりにしたという。そこから韓国の伝統菓子を若者にも親しまれるものにするべく、模索を続けた結果、小豆を乗せたかき氷、パッピンスを現代的にした『ソルビン』が生まれたのだ。

この日食べたのは看板メニューの『きな粉餅ソルビン』(850円)。最大の特徴である氷は、独自に開発した専用の機械で作られており、氷を覆うきな粉と混ざり合ってしまうほど細かくさらさら。口に含んでみても見た目通りのさらっとした食感で冷たさはほとんど感じないが、徐々に氷はとけていき、きな粉の香ばしさが残る。乾いた氷は通常のかき氷よりもとけにくいため、最後までこの不思議な感覚が続くのだ。さらに食感のアクセントとなるのがぱりっとしたローストアーモンドときな粉餅。細かくカットされた餅は、本国と同じものを使用しており、中まできな粉の風味でもちっと弾力がある。日本で人気を集めるかき氷のように、高さはないものの、細かい氷がぎっしり詰まっているため、一杯食べるとかなりの満足感がある。

『きな粉餅ソルビン』(850円)

そのほか、たっぷりのマンゴーにチーズケーキとヨーグルトアイスを合わせた『マンゴーチーズソルビン』(1,500円)、『黒ごま小豆ソルビン』(1,000円)『アフォガートソルビン』(950円)など、ほかにも魅力的なメニューが並ぶ。 

『マンゴーチーズソルビン』(1,500円)

『きな粉餅ソルビン』を凌ぐ人気を誇る『生いちごソルビン』は、今期本国での提供は終了しているため、日本ではオープン後の1週間のみの限定提供。しかし、くり抜いたメロンを器にした『まるまるメロンヨーグルトソルビン』(7月7日から31日まで提供)など、旬の素材を使用した季節限定メニューは今後も続々登場予定だ。秋頃には日本限定メニューも導入予定というから、夏が過ぎても通いたくなる。行列は当分の間続くとは思われるが、かき氷好きはぜひチェックしてほしい。

SULBING HARAJUKUの詳しい情報はこちら

『生いちごソルビン』(1,400円)
『まるまるメロンヨーグルトソルビン』(1,500円)
本国でも人気の『きな粉餅トースト』(550円)はかき氷を食べて温かいものがほしくなったときにぴったり

 

 

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