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青山にオープンした「バインミー」の専門店でパクチーたっぷりのサンドイッチを食べてみた

テキスト:
Shiori Kotaki
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ベトナムのサンドイッチ「バインミー」の専門店、ビエットバインミーコート(Viet Banh Mi Court AOYAMA)が9月17日(木)、外苑前駅すぐのところにオープンした。まだまだバインミーを味わえる店が少ないせいか大きな注目を集めるビエットバインミーコート。実際に足を運んでこだわり抜かれたバインミーを味わってきた。

そもそも「バインミー」とは、切込みを入れたフランスパンにレバーペーストなどのパテや、肉、甘酢漬けの野菜、パクチーなどを挟み、ニョクマムやスウィートチリソースなどで味付けをしたグルメサンドイッチのこと。ベトナムのバスターミナルでは、日本で言う駅弁のような形でも販売されており、国民に愛されているサンドイッチだ。

ここ外苑前にオープンしたビエットバインミーコートでは、そんなベトナムのバインミーの中にも独自のこだわりをふんだんに詰め込んだバインミーを提供。バインミーの肝とも言えるバゲットは麻布十番のモンタボーで毎朝焼き上げたパンを使用しており、添加物を使用していないこちらのパンは野菜のように扱いが難しいのだが時間が経っても美味しいと評判だ。

また、添加物不使用のパンに加えて同店では油をほとんど使用せずに商品を提供している(一部マヨネーズを使用するメニューは除く)。他の店ではバインミーにたっぷりとマーガリンをぬるところも多いそうだが、こちらではマーガリンを一切使用していない。安心安全をモットーにしている店側の嬉しい配慮だ。

現在6種類のバインミーが提供されているが、なかでも注目なのは月替わりで登場する『マンスリー スペシャル』(670円)。こちらは季節に合わせたバインミーで、内容は食材の入荷状況によって異なるとのこと。また、同店のプロデュースも手がけ、神楽坂にあるフランス料理店、ボン グゥ神楽坂のオーナーシェフでもある野口尚人が毎月メニューを考案するので毎月かかさず通いたくなりそうだ。

10月31日(土)までは鴨肉とオレンジを使用したバインミーを提供

また、自家製のレバーパテと粒山椒が入ったロースハムを使用した『オリジナルレバーパテ&ハム』(670円)も人気商品。こちらはハムに練り込まれた粒山椒がほどよいアクセントに。甘酢漬けの野菜とも相性が良く、最後まで抜群のバランスで食べることができる。

『オリジナルレバーパテ&ハム』(670円)

すべてのバインミーに挟まれているパクチー。こちらは50円で増量することが可能となっている。また、パクチーが苦手だという人はパクチーを抜くこともできるので、注文する際に伝えてみると良いだろう(パクチーを抜いた場合も値段はそのまま)。

さらにバインミーとともに提供しているアイスコーヒーは、銀座に本店を構えるカフェ、凛より仕入れたもの。通常は300円だが、バインミーとセットだと200円で購入できるので、自家焙煎のコーヒーもあわせて楽しんでほしい。

ほかにも、フリーで提供される水がレモン水になっていたり、iPhoneを充電できる充電器が用意されていたりと、店側の優しさがあらゆるところに見られる。

じわじわと注目を集めているバインミーの専門店。素材にこだわったバインミーは、健康に気を遣っている人にもおすすめ。また、店内にはスタンドタイプのイートインスペースも備えられているので、サクッとランチを済ませる際に利用するのも良いだろう。具だくさんのバインミーは野菜をたっぷり使用していながらも満足できるボリューム。まだ食べたことのない人はぜひ味わってみてほしい。

ビエットバインミーコートの詳細はこちら

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