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多くのプロスポーツチームを持ち、2019年にはラグビーワールドカップを控える東京。都民にとって最も人気のスポーツは何だろうか。
不動産売買のスーモがこのほど発表した調査結果で、都民が考える一番人気のあるスポーツはマラソンであることが分かった。調査は20〜79歳の都民161人を対象に行なったもので、マラソンと答えた人は73.3パーセントだった。2位は野球で35.4パーセント、3位はサッカーで34.2パーセントだった。
読売ジャイアンツや東京ヤクルトスワローズ、FC東京、東京ヴェルディ1969など多くのプロスポーツチームが拠点を置く東京にしては、意外な結果と感じる人もいるかもしれない。そんな人は、休日に皇居周辺に行ってみてほしい。外堀の周りではいつも大勢がランニングやジョギングをしており、走る行為がいかに都民にとって馴染み深いものになっているかが分かるだろう。また2007年の初開催以来、毎年行われている東京マラソンは既に首都の目玉イベントとなっている。調査にマラソンと答えた人たちも、「市民ランナーが多いから」(39歳女性)や「自己管理を意識した健康への志が高い人が多い」(25歳男性)など、マラソンがいかに東京で盛んであるかを回答の理由に挙げている。ちなみに4位はテニスで19.3パーセント、5位がゴルフとラグビーでともに10.6パーセント。
隣の神奈川県はサッカーが1位。さすが川崎フロンターレや横浜F・マリノス、湘南ベルマーレなど多くのJリーグチームを抱えている県だけある。大阪府は野球が1位。阪神タイガースファンが多いことで知られるが、ホームスタジアムの阪神甲子園球場は実際には兵庫県にある。関西圏の特殊なスポーツ文化を表す結果となった。