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東京の女性は、最も効率良く自分を美しく見せる術を心得ているようだ。
カネボウ化粧品が、東アジアを中心に7都市の女性を対象に行なったライフスタイル調査で、東京の女性は、最も短時間で多くのメイクアイテムを使いこなしていることが明らかになった。
調査は東京、北京、上海、台北、バンコク、ソウル、ニューヨークの18〜34歳の女性計1219人に対して実施。東京の女性が使う平均メイクアイテムは10.0個で2番目に多く、平均メイク時間は14.5分で最も短かった。逆に最も多くの化粧品を使うのはソウルで10.6個。メイク時間が最も長いのもソウルで21.6分だった。ソウルの女性は化粧に並々ならぬ力を注いでいるようだ。
プライベートでメイクを楽しんでいるかどうかについては、全都市で7割以上が楽しんでいると回答。ただ仕事用メイクになると、東京の女性はそれほど楽しんではいないようで、「楽しんでいる」または「やや楽しんでいる」と答えた人は39.9パーセントしかいなかった。
メイクをする理由を尋ねると、ソウル以外の都市は「身だしなみのため」を挙げる人が一番多く、東京は56.6パーセントで最も高かった。「身だしなみのためにメイクをし、仕事用メイクはあまり楽しんでいない」と聞くと、東京の女性は嫌々化粧をしているのだろうかと邪推してしまいそうだが、明るい結果もあった。「おしゃれを楽しむ」ためにメイクをする人は、東京では約32パーセント。他都市はどこも20パーセント以下だったというから、突出して高かった。
当然いろいろな人がいるので安易に結論付けるのは良くないが、朝起きてから20分で家を出る筆者としては、毎朝鏡の前で15分を費やす人々に最大限の敬意を表したいと思う。