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東京都とニューヨークが11月10日、観光PRパートナーシップを締結した。駅やバス停などでの観光ポスター広告の掲出や、ソーシャルメディアでの情報発信などで協力し、両都市間の旅行者の増加を目指す。
パートナーシップ締結式では、最初に都知事の小池百合子があいさつ。「東京とニューヨークは、世界中から人々が訪れる国際観光都市。締結は、より多くの旅行者を誘致する上で大変有意義」とパートナーシップの重要性を強調。ニューヨーク市観光局プレジデント兼CEOのフレッド・ディクソンも「観光拡大にとどまらず、互いの文化を掛け合わせることで大きな成果が得られる。ニューヨークとしても、今すぐ行きたい旅行先として東京が選ばれるよう支援する」と力を込めた。
都内では11月13〜26日の2週間、都営地下鉄と都営バスの交通広告でニューヨークのPRポスターを掲出。東京観光財団などのTwitterやLinkedInなどSNS上でも情報を発信する。またニューヨークと日本の旅行会社が協力した期間限定ツアーの販売も予定されている。ニューヨークでは11月から12月にかけ、市内62ヶ所のバス停留所に都のポスター広告を設置するほか、市観光局のSNSアカウントでもPRを展開。CNNなどのテレビや、ニューヨークのタイムズスクウェアの街頭ビジョンを使った動画放映も行う。
昨年の訪都外国人旅行者は過去最多の1310万人で、都では2020年までに年間2500万人を誘致することを目標に掲げている。