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新橋と言えばサラリーマンの聖地であり、居酒屋激戦区である。そんな中、他店とは一線を画す新橋の迷店、加賀屋を知っている人はいるだろうか。加賀屋は、クレイジーなマスターと数々のキャラクターたちが狂気に満ちたおもてなしをしてくれる、エンターテインメント居酒屋。様々なメディアに取り上げられ最近また話題になりつつある店だが、実は1988年から現在と変わらないスタイルで営業している。しかも今回、タイムアウト東京は初めて取材を行ったのだが、1999年にはタイムアウトロンドンが日本の珍スポットとして加賀屋を取り上げ、さらに日本のベストバー5選に神谷バーなどと並んで選出されていた。一体どのような場所なのだろうか?
見ての通り、超エキセントリックな居酒屋である。この日、タイムアウト東京の外国人記者はミュージカルの主演を演じることとなった。しかもこのスタイルを26年前から続けてきたというから驚きだ。
加賀屋は、マスターであるマーク・カガヤの父親の代から続く老舗。26年ほど前、マークが川の近くを歩いているとハリケーンに襲われ、雷に打たれショックを受けたことにより、今のような営業スタイルとなったという……。
ちなみに、1999年、2005年、2007年のタイムアウトロンドンによる東京ガイドで3回にわたり加賀屋が紹介されたことにより、海外客が激増。タイムアウトを見て、CNNなども取材に訪れたという。タイムアウトロンドンの当時の記者とは今でも交流があり、お互いの国を訪れた際は必ず会うそうだ。
日本で有名になるよりずっと前に、海外進出していた加賀屋。この店の良さは、体感しなければ分からない。時代の一歩先を行く名店に是非足を運んでほしい。なお、小さな店なので、訪れる際は予約を忘れないようにしよう。
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