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フレッシュなチーズを楽しめる店として人気を博しているSHIBUYA CHEESE STANDの2号店が、2016年12月6日(火)代々木公園駅近くにオープン。ここでは、「街にできたてのチーズを」というメッセージとともに、店内の工房で作ったできたてのチーズを提供する& CHEESE STANDを紹介する。
イートインスペースを設けているSHIBUYA CHEESE STANDとは違い、テイクアウト専門店として営業をしている同店。どちらかというとショップよりも工房をメインとしており、店舗の8割のスペースを工房が占めているという。店頭に常に並ぶチーズは、『出来立てモッツァレラ』、『出来立てリコッタ』、『カチョカヴァッロ』、『東京ブッラータ』の4種類。数としては少ないと感じる人もいるかもしれないが、その分毎日店内の工房で作られた、できたての新鮮なチーズを手に入れることができるのだ。
また、チーズに用いる牛乳の新鮮さにも一切の妥協はない。いずれのチーズにも、24時間以内に都内で搾乳された牛乳が使用されているのである。仕入れる牧場も清瀬や東久留米といった、できるだけ工房に近いところに限定することによって、よりフレッシュな牛乳の使用を可能としているのだ。さらに、仕入れた牛乳は次の日に持ち越したりせず、その日のうちにすべてチーズにして販売するという点も新鮮さのポイントといえるだろう。
チーズのフレッシュさはSHIBUYA CHEESE STANDでも念頭に置いているが、同店ならではの特徴は店名にも付いている「&」という部分だ。この「&」には、チーズと人や、チーズと食材など「チーズとほかの何かを繋げたい」という想いが込められており、店内にはチーズと相性の良い調味料や食材、チーズにまつわる書籍など、よりチーズを楽しめるような要素がちりばめられている。たとえば、モッツァレラによく合う塩として選ばれているのは、食感が楽しめるマルタ産のフレーク塩や爽やかな風味が広がるレモン風味の塩。ただチーズに合うというだけでなく、ほかではなかなか出会えないような商品を提案してくれるのも嬉しいところだ。そのほか、オリーブオイルやハチミツ、ジャムなども、良質な商品がセレクトされているので、ただチーズにかけるだけでも十分に味をアレンジすることが可能。チーズ単品でも最高だが、ほかの食材を合わせることによって感じられるチーズのまた違った表情も楽しんでみてほしい。
白、赤、ロゼと常に棚に並ぶサンサルバトーレの5種類のワインに加え、店内ではその季節に合わせたスパークリングワインなども販売されているので、チーズにはアルコールが欠かせないという人も心配は無用だ。時期によってラインナップは変わってくるが、モッツアレラに合わせるために作られたビールといった興味深い商品も取り揃えられているので、足を運んだ際には独自の目線でチョイスされたアルコール類にも注目してほしい。テイクアウト限定だが、今後はチーズを用いたパニーニやサンドイッチなどのフードメニューも提供していくとのこと。近くには代々木公園もあるので、緑に囲まれながらフレッシュチーズを楽しんでみるのも良いだろう。