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フルーツがたっぷり乗ったかき氷やタピオカドリンクなど、ここ日本でも高い人気を集めている台湾スイーツ。そんな台湾の豆花というスイーツを知っているだろうか。豆花とは、豆腐のようなものに甘いシロップをかけて食べる台湾の伝統的なスイーツで、豆腐との違いは材料にさつまいも粉が入っていること。日本ではまだ馴染みのない豆花だが、2015年12月1日(火)、台湾通ならば絶対に見逃せない本格派の豆花が味わえる東京豆花工房が淡路町駅近くにオープンした。
メニューは、豆花とシロップのみで味わう『原味豆花』(540円)と、『原味豆花』に好みのトッピングを乗せる『東京豆花』(702円)の2種類。
こちらは、温かい黒糖のシロップをかけた『原味豆花』で、豆花本来の味を楽しみたい人におすすめだ。シロップはほかに生姜を使用したものも用意されており、どちらも程よい甘さと優しい温かさでほっとできる味。3月〜10月の間は、冷たいシロップも用意されるそうだ。
腹いっぱい食べたければ、トッピングが乗せられる『東京豆花』が良いだろう。トッピングは、さつまいもの甘露煮や小豆、かぼちゃ団子など、全部で8種類(うち1種類は週替わり)用意されており、豆花やシロップ同様、トッピングもほとんどが手作りだというから驚きだ。さらに、こちらのトッピングは好きなだけ乗せることが可能。好みの具材ばかりをたくさん乗せたり、全種類乗せたりと自分好みの豆花を味わえる。
台湾ではピーナッツをトッピングするのが一般的だそう。このピーナッツも、固いナッツというよりは柔らかい豆という感じで、我々が想像するものとは少し異なる。
店主おすすめのトッピングも紹介しよう。白キクラゲをナツメとトロトロになるまで煮込んだ『白キクラゲ』(週替わりトッピング)、はとむぎ、さつまいもの甘露煮、タピオカをトッピングした豆花に、生姜をたっぷり使用した特製シロップをかけた健康メニューだ。温かいシロップは1年中提供されるが、生姜は冬限定のシロップになるかもしれないそうなので、ぜひこの機会に味わっておきたい。レシピは秘密だというが、生姜の風味はあまり強くなく生姜飴のような味わいだ。
台湾で修行を積んだ店主が作るだけあって味は本格的。日本人好みにするか台湾の味を尊重するかで迷ったそうだが、同店店主は台湾の味に近づける道を選択したそうだ。そのため、本場の味を求めている人も納得の一杯を味わうことができるだろう。また、ヘルシーであるにもかかわらず、満腹感を得られるため、今はまだあまり馴染みがないが、今後、健康に気を遣っている人を中心に高い人気を得ていきそうだ。来月からはテイクアウトも始まるというが、温かいシロップで楽しむならば、ぜひ店内でできたての温かい豆花を味わってほしい。