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二度美味い、ローストビーフが乗った油そばに挑んできた

テキスト:
Shiori Kotaki
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2015年9月26日(土)、ゴジラが顔を出していることでも話題となったTOHOシネマズ 新宿のそばに、ローストビーフが乗った油そばを提供するローストビーフ油そば ビーストがオープンした。ここ東京でもあらゆる店で数多くの油そばが提供されているが、これまでにローストビーフが乗った油そばを体験したことがあっただろうか。少々の不安と期待を胸に、肉好きにはたまらない油そばを味わってきた。

同店のスタンダードなメニューは、こちらの『ローストビーフ油そば』(並盛り/900円)。甘めの醤油ベースのタレが絡んだ麺に、ローストビーフ、玉ねぎ、カイワレが乗り、マヨネーズがトッピングされたものだ。ローストビーフは1枚8〜10gにカットされており、80gの肉が乗った並盛りでも8〜10枚のローストビーフが乗っている。

並盛り(900円)

商品が出てきた瞬間思いっきりかき混ぜたくなってしまうところだが、まずは肉のみを味わってほしい。下処理の段階から店内で作られているローストビーフには、最後まで肉自体をしっかりと味わってもらえるよう、脂身が少ない赤身(肩ロースに近い部分)が使用されている。そのため、油そばと一緒に食べてもしつこさを感じず、最後まで美味しく味わうことができるのだ。また、同店にはローストビーフの量を増量できる肉増しシステムも。肉の量は、ローストビーフを80g乗せた『並盛り』(900円)、140g乗せた『ダブルミート』(1,300円)、200g乗せた『クイーンミート』(1,700円)、450g乗せた『キングミート』(2,400円)の4種類から選択することが可能だ。 

ダブルミート(1,300円)

ローストビーフ1枚を10gだとすると、単純に計算しても肉が45枚乗っているキングミートはかなりボリューミー。しかし、平日でも平均5〜6杯は注文され、男性客を中心に人気を博している。

キングミート(2,400円)

ローストビーフを味わったあとは、むらなく鉢の底からよくかき混ぜて麺を味わおう。そして麺と一緒に味わったら、次は味の変化を楽しむのがおすすめ。テーブルに置かれている、茎わさびや酢、ラー油を入れることにより、これまでとは違った味を楽しむことができる。味を自分好みに変えながら、最後まで飽きずに食べられるのも油そばの醍醐味だ。こちらの茎わさびはピリっと鼻に抜ける辛さなので、辛いものが苦手な人は入れ過ぎに注意だ。麺に混ぜるのも良いが、ローストビーフと茎ワサビで味わうのも美味。

ラー油には鰹節のオイルを使用。辛みは少なく、このラー油をかけるだけで和風の油そばに早変わり。

玉ねぎも好きなだけ追加可能だ。

そして最後のシメは追い飯。残ったタレを白飯に絡めて食べられるように、レンゲ2杯分ほどの白飯が無料で提供される(おかわりは不可)。「油そばの後にご飯なんて」と思うかもしれないが、つけ麺を食べ終えたあとにスープ割を飲む感覚で、同店を訪れたらぜひ追い飯まで食べてみてほしい。残ったタレと絡めた白飯にラー油や茎わさびをかけて食べるのも良いが、あらかじめローストビーフを1、2枚残しておいてローストビーフ丼のように楽しむのが通の味わい方だ。油そばやラーメンと聞くと女性は1人で入りにくく感じてしまうかもしれないが、店内が明るいこともあってか同店には女性が1人で訪れることも少なくないよう。席は25席用意されており、カウンターも設けられているので1人でさっと食事を済ませたいときにもおすすめだ。

筆者がこの油そば(並盛り)を食べて一番驚いたことは、思ったよりもするっと食べられてしまったこと。甘めの醤油ベースのタレで麺がすすんだのと、赤身の肉が使用されているせいかローストビーフにしつこさを感じず、あれほどローストビーフが乗った油そばを簡単に完食してしまった。さらに、ローストビーフ丼にして追い飯までもを簡単にたいらげてしまったのだ。初めて食べる際は並盛りからスタートするのが無難かもしれないが、よりローストビーフを味わいたいという人はダブルミートで注文しても良いだろう。さらにもっと肉を食べたい人は、ぜひキングミートで。肉好きならば、ぜひとも一度は挑戦してみてほしい油そばだ。

ローストビーフ油そば ビーストの詳細はこちら

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