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カーチェイス映画や車を題材にしたアニメなどは、近い将来見られなくなるかもしれない。
イギリスとフランスが2040年までにガソリン車とディーゼル車の生産販売を禁止することを決めたのに合わせ、中国工業情報省の辛国斌次官は、高燃費車について同様の禁止措置を実施する方針で、関連調査を開始したと述べた。ただ現時点では具体的な実施時期は決まっていないという。BBCの報道によると、昨年の中国の自動車生産台数は2800万台で、世界の総生産台数の3分の1をも占める。この禁止措置は、中国の環境汚染問題への対応に大きな影響を及ぼすかもしれない。
中国には、禁止措置が実行されても補えるだけの移動手段がいくつもある。例えば、既に電動自転車(e-bikes)のような「チャージアンドゴー」形式の乗り物は広く受け入れられている。また自動車メーカー、ボルボの親会社の浙江吉利控股集団は、2025年までに電気自動車の販売台数を約100万台にする計画を立て、環境に優しい交通手段に移行する動きをけん引している。中国政府も、今後8年で、バッテリー式電気自動車とプラグインハイブリッド車を全売上の5分の1にまで伸ばそうとしている。
実際のところは分からないが、(テスラ・モーターズCEOの)イーロン・マスクが大喜びしていることは間違いなさそうだ(彼が上海でテスラの新工場設立を検討していることを考えると特に)。世界はどうやら確実に電気革命へと向かっているようだ。