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東京公演が迫るフエルサブルータ、タイムアウト各都市のレビューを紹介
In association with WA!日本公演製作委員会
過去10年の間に、フエルサブルータの世界を席巻した驚異のパフォーマンスについて耳にしたことがあるかもしれない。 この夏、2017年8月1日(火)から9月30日(土)まで、品川ステラボールでフエルサブルータの新作『WA ! –Wonder Japan Experience』が開催される。期待高まるショーについて世界のタイムアウト各都市がどう感じたか興味が湧いた。演目は違うが、タイムアウトニューヨーク、ロンドン、北京の感想を紹介したい。
1. ニューヨーク「半分テクノパーティーで、残り半分はアヴァンギャルドモードの作品」
約9年間ニューヨークで印象的な公演を行い、人々を魅了し続けてきたフエルサブルータ。2016年8月に公演は終了したが、空高く飛ぶキャストや、汗まみれの躍動感を与えるショーは、ニューヨーカーを長年にわたって魅了し続けてきた。タイムアウトニューヨークのデイビット・コートは、「いつものショーに飽きた観劇ファンにユニークなスリルを与える、半分テクノパーティーで、残り半分はアヴァンギャルドモードの作品」と語る。 空を舞うキャストや、観客の頭上に降りてくる底が透明なプールというエキサイティングな要素にあふれた、観客を飽きさせない一種の 「口直し」があるとショーの内容を説明し、「見て楽しめる環境にふけりたいなら、これこそがそうだ」と評している。
2. ロンドン「気楽に楽しめる、叫び声やドラム音、銃声が響く破壊的なパフォーマンス」
アルゼンチン生まれのフエルサブルータは、2006年にロンドンで初演されて以来なじみ深いショーだ。タイムアウトロンドンのアンドルジェ・ルコウスキは、2012年の公演をこう語る。「気楽に楽しめる、叫び声やドラム音、銃声が響く破壊的なパフォーマンス、憂鬱な季節を吹き飛ばすのに最高だ」、「ハリウッドのアクション映画からそのまま出てきたようないきいきとしたクラブシーン」とパフォーマンスを評した。 最後にフエルサブルータの演出を恐竜と比べ、「うなり声をあげられると、本当に飛び上がってしまう」とも。
3. 北京「価格相応の価値は絶対にあるショー」
中国では2013年に初演が行われ、フエルサブルータの多感覚な豪華ショーを通じて北京でも印象的な作品を残した。タイムアウト北京のジェームス・ウィルキンソンはその初演を「テストステロンが注入された混成画が50パーセント、汗ばんだレイブパーティーの要素が50パーセント」と例える。ウィルキンソンから本公演を鑑賞するときのアドバイスをくれた「公演を観に行くときは、このパーティーに備えて、各シーンでのダンスや交流、アクションシーンをSNSで共有する準備をしなければいけない」とのことだ。
タイムアウト各都市の感想をまとめると、「普通のショーでは体験できないパーティーの要素が取り入れられた冒険」と表現するのがベストのようだ。東京公演は日本向けの特別バージョン。ショー名物の演技に加え、日本ならではのひねりも取り入れられているそう。この夏開催されるフエルサブルータの公演が待ち遠しくなってきた。
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