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掲載日:2015年8月25日
ここ数年クラフトビールが注目されているが、ついにデンマークから日本のシーンに影響を与えるであろうクラフトビール界のカリスマMikkeller(ミッケラー)の直営店が2015年8月22日(土)渋谷の富ヶ谷エリアにオープン。アジアでは、バンコク、ソウルにつづく3店舗目となる。ミッケラーは、自身では醸造を行わない「ファントムブリュワー」で、自国デンマークをはじめノルウェー、スコットランド、アメリカなどの個性的なマイクロブルワリーの設備を使用してオリジナルビールを醸造、またコラボレーションして様々なスタイルのビールづくりをしている。今回オープンしたTokyo Barでは、オリジナルビールとともに日本の小さな醸造所が作った20タップのビールを揃える。
実験的な方法で様々なレシピを開発しているミッケラーの個性的なビール。東京店では、喉越しが良いピルスナータイプのビール『Mikkeler Udagawa wit』(ハーフ550円、950円)などから、ミッケラーの人気を不動のものとした重厚感のある黒ビール『Mikkeler BLACK HOLE』(1,050円)。そして、樽で熟成させたフルーツサワーエール「スポンタン」シリーズからチョークベリー(1,800円)などがラインナップ。また、日本の醸造所からは、大阪箕面の豊かな自然の中で育まれた箕面ビール『MINOH YUZU OSARU IPA』(ハーフ600円、1,100円)なども。名前の通り柚子の香り漂う爽やかで飲みやすい1杯であった。フードはこだわりの日本国産を揃え、週代わりのフードトラックも登場予定だ。
内装は原宿のユナイテッドアローズ旗艦店によるUA BARなどを手がけた福田和貴子が担当。「日本から見たデンマーク、デンマークから見た東京」をテーマとし、日本にある従来のパブの雰囲気とは違う、スタイリッシュで日本とスカンジナビアの融合を感じられる空間であった。秋の訪れを感じるこの季節に落ち着いた空間でゆっくりとビールを味わう時間を過ごしてみてはいかがだろう。