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スティーヴン・キングも協力したホラー映画ベスト100が発表

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Time Out Tokyo Editors
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タイムアウトロンドンが『The 100 best horror films』と題した、ホラー映画のランキングを発表した。同ランキングは、2012年に制作され、映画監督のギレルモ・デル・トロ、ロジャー・コーマン、ロックスターのアリス・クーパーなど、ホラー映画に精通するレジェンドたちの協力のもと制作された。今回ランキングが更新されたのは、ここ数年、ホラー映画の豊作期であったことや、前回のランキングに入れそびれてしまった名作を探すためだ。新たに協力してくれたのは、ホラー小説家のスティーヴン・キング、その息子のジョー・ヒルなど。

トップ10はほぼ変わらず、映画『エクソシスト』、『シャイニング』、『悪魔のいけにえ』など文句なしの定番がランクインした。そのほかには、19位に『ぼくのエリ 200歳の少女』などゼロ年代の作品が加わった。ここでは、1位から10位までを紹介しよう。

1位『エクソシスト』(1973年)

1970年代のホラー映画というと2つのジャンルに分かれていた。日常に潜む恐怖を描いた『サイコ』や『悪魔のいけにえ』と、イギリスのハマー・フィルム・プロダクション、マリオ・バーヴァや、ダリオ・アルジェント監督などが手がけた芸術性に富んだドリーミーで残酷なホラーだ。そして、ランキング不動の地位を獲得したのは、この融合に成功した最初の作品『エクソシスト』だ。

2位『シャイニング』(1980年)

続編小説『ドクター・スリープ』の映画化も決定した、1980年にスタンリー・キューブリックが監督を務めた『シャイニング』。ジャック・ニコルソンが家族を追いつめる恐怖のシーンはポスターになり若者たちの部屋に飾られる定番の1枚になった。

3位『悪魔のいけにえ』(1974年)

5人の男女が、近隣に住む、人皮によって創られた仮面を被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく様子が描かれたホラー作品。続編やリメイク作品も出ているが、オリジナルのレザーフェイスの衝撃を超える作品はいまだにない。

4位『エイリアン』(1979年)

エイリアンに乗組員たちが次々と襲われる恐怖を描いたSFホラーの古典。リドリー・スコット監督は20世紀FOXに宇宙版『ジョーズ』を作ってほしいと頼まれ、完成した作品はホラーやSFのジャンルで最もスタイリッシュで美しいものになった。

5位『サイコ』(1960年)

心理学的な要素が強いアルフレッド・ヒッチコック監督によるシリアルキラーを描いた、サイコホラー作品。映画界のみならず社会に大きな影響を与えた。

6位『遊星からの物体X』(1982年)

南極を舞台に繰り広げられる、エイリアンと南極基地の隊員との死闘を描いた1982年のSFホラー作品。ジョン・カーペンター監督が壮大な想像力でモダンな恐怖を描いている。公開当時、興行的に失敗し、批評家から攻撃された。

7位『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)

悪魔崇拝者たちに狙われた主婦の恐怖を描いた知的で、難解なホラー作品。ロマン・ポランスキーはできるだけ説明を最小限にし、ミア・ファローが演じる登場人物の心の中で起きていることに過ぎないのだろうかと、見ている人が思いをめぐらすようにした。

8位『ハロウィン』(1978年)

ハロウィンの夜を舞台にしたジョン・カーペンター監督作品。流れるようなカメラワーク、包み隠すような影、完璧な殺人者マイケル・マイヤーズの存在など、無駄のない力の使い方には驚かされる。これは約40年たってもほとんど完璧に近い。

9位『ゾンビ』(1978年)

ホラー映画の中で最も豪快で、我を忘れて夢中になれるジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画。作品の影響力はこれ以降のすべてのゾンビ映画に感じることができ、ウルトラバイオレンスを力強く掲げる完璧な名作だ。

10位『ジョーズ』(1975年)

巨大人食いザメとそれに立ち向かう人々を描いたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。製作中での脚本の練り直しや、上手く動作しない効果と自然災害により予算は400万ドルから900万ドルに膨れ上がったことも伝説になっている。それにもかかわらず公開すると瞬く間に最大のヒット作になった。

定番のものから、期待の新作、マニアックな作品まで網羅したこのリストを参考に、眠れない夜を過ごしてみては。

The 100 best horror films』の原文はこちら

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