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タイムアウト東京の英語版ガイドマップに、シリーズ初の福岡版『50 things to do in Fukuoka(福岡でしかできない50のこと)』が加わった。福岡市内を中心に、観光地やグルメ、ショッピング、カルチャーまで、タイムアウト東京ならではの外国人目線に根ざした切り口で、定番スポットから地元民が認めるローカルな名店、マニアックな一軒までを50の「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介している。
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知れば知るほど奥深い福岡の魅力を一言で表すのは難しいが、福岡人のおおらかさの裏にある、豊かな感性とこだわり屋な気質こそがこの都市の魅力の核となっていることは間違いない。本マップでは、福岡市の食文化や居酒屋文化の豊かさはもちろん、東京にもなかなかないハイセンスでかつこだわりをもった店の数々も紹介している。その一部を以下に紹介しよう。
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日本茶を新しい角度でとことん味わえる茶室 万(よろず)では、質の高い玉露の里として知られる星野村産の茶葉など、一級の茶葉を低温(約35℃)から高温まで3段階に分けて淹れ、それぞれの味を飲み比べることができる。コース終盤の極めつけは『茶葉のおひたし』で、塩漬けにされた茶葉を食するところまでがこの店における「茶」の楽しみ方である。
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調理場を正面に劇場型の客席が広がる店内、そして4種類の洗練されたラーメンが海外でも人気のラーメン店 麺劇場 玄瑛。サイドメニューの『卵かけご飯』も絶品。BGMは同店のスタッフでもある某有名DJが作成したミックス音源が使われているなど、刺激的なラーメン体験ができる一軒だ。
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観光客に人気の屋台もエリアで紹介。写真は、冷泉公園の老舗屋台 照ちゃんだ。おでん、ラーメン、ホルモン焼、豚足焼などなど、大将ひとりで切り盛りしているにもかかわらず、これら豊富なメニューが魔法のように次々と出てくるのには驚いたが、味もまた素晴らしく、焼酎は激安。毎日通っているという常連客たちがうらやましい限りだ。
同マップは2016年6月24日(金)から始まる『第99回ライオンズ国際大会』の参加者への配布のほか、福岡市内の主要ホテル、観光案内所、一部の商業施設などで設置予定。街で見かけた際には、ぜひ手に取ってみてほしい。