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写真:谷川慶典
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)をはじめとするセクシュアルマイノリティをサポートし、前向きに暮らしていくことのできる社会を応援するイベント『Tokyo Rainbow Pride 2016』が、2016年4月29日(金)から5月8日(日)にかけて今年も開催された。ドラァグクイーンといったパフォーマーが乗った山車を先頭に、渋谷の街を虹色のフラッグとともに行進したパレードに4500人もの人が参加したほか、5月7日と8日に開催されたメインイベントともいえるフェスタとパレードへは2日間で70500人もの人が集まるなど、2012年から毎年開催されてきた同イベントのなかでも過去最大の動員数となり、昨年以上に大きな盛り上がりを見せた。ここ数年のLGBTブームの影響もあってか、今年のイベントには数年前にLGBTと聞いて何の反応も示さなかった人も多く参加したかもしれない。ブームというものが決して良いものだとは思わないが、LGBTという言葉が浸透し、少しでも多くの人が理解を深めたというならばそれは喜ばしいことだ。セクシュアリティにかかわらず、イベント趣旨に賛同する多くの人によってレインボーに染められた渋谷をぜひここで振り返ってみてほしい。