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ISETAN The Japan Storeがクアラルンプールにオープン

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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三越伊勢丹ホールディングスが10月27日(木)に、マレーシアの首都クアラルンプールに新型店「ISETAN The Japan Store Kuala Lampur」をオープンさせた。「クールジャパン」をコンセプトとする売り場など、日本の優れたモノやサービスを発信する新たなデパートだ。タイムアウトクアラルンプールによる現地のレポートを紹介しよう。

マレーシアが日本を好意的に見ているのは今に始まったことではない。都会でも郊外でも、日本の文化や美点など、日本について精通している面がある。Lot 10にオープンしたISETAN The Japan Storeは、そんなマレーシアの日本事情に拍車をかけるできごとだ。

11,000㎡の敷地を持つISETAN The Japan Storeは、地下1階から地上6階の豪華な店構え。コンセプトは日本の美学である「粋」、「雅」、「洗 (洗練) 」、「素」。この4つを柱に製品選びを行い、これまで海外に輸出されたことのない200ブランドを超える日本の衣料品、生活用品、工学製品が集結する。それぞれのフロアはテーマに沿った展開を行い、6階は本格日本料理を提供するレストランフロアとなり2017年1月オープン予定だ。

The Market

The Marketと名付けられた地下1階の食品売り場には、日本各地の旬の食材が揃う。福寿園、アンリ シャルパンティエ、ウエスト、源 吉兆庵、とらやなどが入居。そのほかにも、パン屋、日本酒売り場、地方のクラフトビールや世界的に評価されている日本産のウイスキー、洋酒を扱うコーナーなどがある。そして、イートインエリアを設け、寿司、そば、天ぷらをその場で楽しめる。また、フリーズドライやLED野菜栽培といった日本の最新食品加工技術や調理機器を知ることのできるコーナーも。

The Museum

エントランスに位置するThe Museum。ここには『コム・デ・ギャルソン』、『アンダーカバー』、『ヨウジヤマモト』など日本のファッションブランドの大御所が集結している。竹、漆、紙、木など、日本の職人技と繊細さを感じる素材をいかした展示も見逃せない。

The Studio

The Studioはストリートブランドに興味をもつ人たちのためのフロアだ。『Kolor』、『Mame』、『N.Hoolywood』など新進気鋭の次世代日本人ファッションデザイナーのブランドや、『G-SHOCK』や『PORTER』、『オニツカタイガー』などのブランドも入居する。そして、この階では、タイムアウト東京のカフェがポップアップでオープンし、コーヒー、お茶、軽食などを提供する。

The Room

美容と日用品の2つの商品を2つの空間に分かれて展開するThe Room。化粧品では、『資生堂』、『SK-II』といったブランドが並ぶ。シンプルで洒落た日用品、調理器具やパジャマ、タオル。そして、トータルビューティサロンのuka×76Styleと、ukaによるオーガニックカフェで一息つくのもいいだろう。

The Cube

日本好きはまっすぐにこのフロアに向かおう。日本文化を深く掘り下げることのできる体験的なエリアとなるThe Cube。BACHの幅允孝と紀伊國屋の協力で選ばれた約10000冊の本が用意された書店、年間を通して開かれる書道や花道、茶道を体験できる畳敷きの教室。そしてFabSPACEでは、3Dプリンターやレーザーカッター、ミシンなど最新鋭の技術を少額で利用できる。

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