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森ビルが手がける銀座エリア最大級の商業施設GINZA SIXが、2017年4月20日(木)にオープンする。過去に松坂屋銀座店があった中央通りに面した場所に位置し、東京を代表する国際的な観光拠点を目指す。2016年より、銀座には大、中規模の商業施設が次々とオープンしているが、日本初のラグジュアリーモールとなる同施設は、従来の商業施設とは異なる、訪日観光客への配慮や、
地下6階、地上13階建ての施設は、オフィスフロアと全241ブランドを集積する商業フロアに分かれて展開する。中央通りの路面を彩るのは、『セリーヌ』、『クリスチャンディオール』、『フェンディ』、『サンローラン』、『ヴァレンティノ』など銀座の街並に調和する海外高級ブランド。上顧客のためのプレミアムラウンジもあり、軽飲食の提供やコンシェルジュが常駐し「One to One」のもてなしを行うほか、ファッションのコーディネートのアドバイスを行うパーソナルスタイリングサービスなど、サービスもワールドクラスだ。ここでは様々なコンテンツが詰まったGINZA SIXの注目ポイントを紹介したい。
吹き抜けが気持ちいいアートショップに行く。
6階に位置する天井の吹き抜けが心地よい蔦屋書店。蔦屋初となるアートギャラリーや、吹き抜けが心地よい中央部分にも展示スペースを設け、名和晃平や蜷川実花の作品に触れることができる。書籍のラインナップも分かりやすく表示されており、日本文化を紹介するコーナーも。着物や江戸文化にまつわる書籍から、刀の販売、多くのアート性の高いユニークな漫画家たちを発掘した漫画雑誌『ガロ』で活躍していた漫画家をとりあげたサブカルチャーコーナーまで、日本文化をまるごと知ることができる。
伝統芸能は気軽に楽しむ。
2015年3月まで渋谷の松濤に構えていた観世堂の総檜の舞台が移築された観世能楽堂。地下3階に位置し、多目的ホールとして、能の公演以外にもさまざまな創造的な舞台として活用される。開場記念公演は、二十六世観世宗家の観世清和をはじめ、各流宗家、流儀を代表する楽師、人間国宝、芸術院会員が顔を揃える。当日、空席があれば能3番のうち最後の能だけを見ることができる『ハッピーアワーチケット』の用意もあり、一般3,000円、学生1,500円と気軽な料金で楽しめるのも嬉しい。
旅はここからスタートする。
三原通りに面した、観光バスの乗降所からすぐの場所にある、ツーリストサービスセンター。観光案内、外貨両替、免税カウンター、手荷物預かりのほかにも土産物を揃えた24時間営業のローソンが併設。同案内所は、GINZA SIXの開業準備を担当してきた森ビル株式会社 商業施設事業部の石川哲史が計画したもの。既存の観光案内所の「
草間彌生のアートを見上げる。
施設中央に位置する大きな吹き抜け空間では、世界のアートシーンで活躍する前衛芸術家草間彌生の新作インスタレーションが、2017年4月20日(木)から2018年2月25日(日)まで期間限定で展示される。ポップアップストア『YAYOI KUSAMA POP UP STORE「わが永遠の魂」』も4階にオープンし、水玉やカボチャなど代表的なモチーフを使ったグッズや限定グッズなどが取り揃えられる。館内では現在、大巻伸嗣、船井美佐らの作品も展示され、今後も森美術館が監修する国内外で活躍する注目アーティストたちの作品が入れ替わりで展示される。
ショップとレストランを堪能する。
GINZA SIXには日本初出店、銀座初など魅力的なショップやレストランがここには書きつくせないほど入居している。高級ブランドで注目したいのは、日本初のコンセプトショップとなるHouse of Dior Ginza。メゾンのライフスタイルを伝える空間になり、アパレルはもちろん、クリスタルガラスやリネン、カトラリーまでが揃い、日本初出店となるDiorカフェも併設されている。4階には、土産やプレゼントに喜ばれるショップが充実。中川政七商店、D-BROS、漆器 山田平安堂、ソニープラザの新業態となるちょっと大人の#0107 PLAZAなど、スタイリッシュで遊び心あるショッピングが楽しめる。
レストランフロアは、6階と13階に位置し、6階にはフードホールの銀座大食堂が入居。残念ながら内覧の時点ではオープンしていなかったが、寿司、松坂牛のすき焼き、北海道の雲丹、神戸牛ステーキ、地鶏料理など日本の食が集結するホールとなるようだ。そして、13階には、目隠しをした状態で熟成肉を味わう新感覚のグリルレストラン旬熟成 GINZA GRILLや、約500坪のスペースを6つのエリアに分割したTHE GRAND GINZAが。同店では「薫り」だけを提供するメニューや、12席限定の割烹スタイルフレンチなどユニークなコンセプトが光る、大人たちが集まる銀座のラウンジとして展開する。
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