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カジュアルに利用できるレストランから洒落たカフェ、さらには会食でも活躍してくれる高級店まで、様々な飲食店がひしめく表参道エリア。ショッピングついでにランチをしようと考えても、選択肢が多すぎて迷ってしまうことだろう。そんなとき、もしあなたがスイーツ好きであれば、ドミニクアンセルベーカリーを訪ねてみてほしい。「ユニークなスイーツを販売する店」として認識している人も多いかもしれないが、2階には落ち着いて食事ができるイートインスペースもあり、サンドイッチやパスタなどのランチメニューを提供しているのだ。
ランチメニューは、メインディッシュに季節のスープ、サラダ、ドリンクがついて1,200円。メインディッシュには『スパゲッティ カルボナーラ』『ロブスターロール Sサイズ』『キューバサンドウィッチ』の3種類が用意されている。特に注目なのが、ドミニクアンセルベーカリーのオーナーシェフ、ドミニク・アンセルが自宅で作っていたメニューを再現したという『スパゲッティ カルボナーラ』。カルボナーラには珍しく、カッペリーニという細麺が使われているのが特徴だ。
料理はオリジナルメニューで味も申し分ないが、正直似たようなランチメニューはほかの店でも提供している。しかし、プラス500円でドミニク節の効いたケーキを楽しめるのは同店ならでは。なかには700円を超えるケーキもあり、可愛らしいケーキを200円以上お得に味わうことができる。ランチに付いてきたデザートがあまりにも質素で、食事の最後に肩を落としてしまうということもよくあるが、ここではそんな寂しい思いをすることは絶対にないと約束しよう。
ケーキは季節限定メニューも多いので、定期的に新しい味に出会えるのも嬉しいところ。今の季節に筆者がおすすめしたいのは、ハリネズミの姿をしたチョコレートケーキ『Harinezumi Hedgehog』だ。コーヒークリームも使われているので決して甘すぎず、見た目よりも大人な味わいであった。
デザートまで食べ終えた後、もしまだ余裕がある人は『花咲くホットチョコレート』で一息ついてから帰ろう。もちろん、ドミニク アンセル ベーカリーでただのホットチョコレートが出てくるはずはない。つぼみのような自家製マシュマロをドリンクに乗せると花が開くという、目にも楽しい一杯だ。
1階のイートインスペースは平日であっても多くの人で賑わっているが、2階では比較的落ち着いて食事をすることができる。デザートまで大満足のランチを堪能するべく、ぜひ足を運んでみてほしい。