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毎日何かしらの事件事故のニュースが報じられる東京だが、世界目線で見ると、際立って安全な街のようだ。
英誌エコノミストの調査部門『エコノミスト・インテリジェンス・ユニット』がこのほど発表した『世界の都市安全性指数ランキング』で、東京が1位に輝いた。ランキングは2015年以来、2回めの発表。東京は2015年版でもトップだった。
ランキングは世界60都市を対象に、4カテゴリーで調査し、順位付けしたもの。カテゴリ別で見ると、東京は「サイバーセキュリティ」のカテゴリで1位、「医療・健康環境の安全性」で2位、「インフラの安全性」で12位、「個人の安全性」で4位だった。
「サイバーセキュリティ」は、プライバシー侵害やなりすまし詐欺などの危険性を調査したもので、報告書は「東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備の一環として、サイバー攻撃対策や基幹インフラ防御への取り組みを加速させている」と評価している。
犯罪や暴力事件の発生リスクを調べた「個人の安全性」で4位に入ったことについては、「文化的要因も影響を及ぼしている」と治安が良い理由を分析。「警視庁のデータによると、東京で昨年落とし物として届けられた現金の総額は約36億7000万円だった。そのうち4分の3は、持ち主の元へ無事に返された」と紹介している。そういえばタイムアウト東京のスタッフも数日前に財布をなくして取り乱していたが、翌日には警察署に拾得物として届けられていた。