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スーパーヒーローはいないなんて言うのは誰だろう。きっと、困っているママたちを手伝う「ベビーカーおろすんジャー」をいつも目撃している方南町の住民ではないだろう。
緑のマスクをかぶったベビーカーおろすんジャーは、昼間は近所のオーガニック食品店で働き、その正体を秘密にしておくことを好んでいるヒーロだ。そして、方南町駅の東口に舞い降りて、ベビーカーを抱えたママたちを見つけると、運ぶのをさっと手伝う。エレベーターがない方南町駅では、ママたちがエレベーターを使うには次の駅まで歩かなくてはならない。この不満を聞いてからベビーカーおろすんジャーは、活動を始めた。
動機を尋ねると「人助けがしたかったから」と。また、東京で好きなことを尋ねると 「人です。みなさん、とても心が温かくて親切です」と答える。世界にもっと彼のような人がいればと思う。もし、ベビーカーおろすんジャーが、緑の筋肉を動かすのを見たければ、10時00分から正午の間に方南町に出かけてみよう。