ビル・エヴァンスの流儀を継承するピアニストと評され、「ピアノの詩人」の異名をとる名手、フレッド・ハーシュ(Fred Hersch)の来日公演が決定した。ハーシュは、1955年にアメリカのオハイオ州シンシナティに生まれ、1970年代末からプロとして活動を開始。ジョー・ヘンダーソンやスタン・ゲッツ、アート・ファーマーら大物ミュージシャンたちと共演を重ね、クリス・コナーらボーカリストたちの伴奏でも多くの名演を残してきた。2008年に病に倒れたが、2010年のアルバム『WHIRL』で復帰。2017年に発表した『Open Book』は、全編を珠玉のソロピアノで構成した内容で、最高傑作との呼び声も高い。
