映画監督の河瀨直美を特集する上映が、国立映画アーカイブで開催される。昨年パリのポンピドゥー・センターで代表作が一挙上映されるなど、海外でたびたび特集が組まれてきた河瀨だが、日本国内での大規模な特集は今回が初となる。
『かたつもり』(1994 年)、『萌の朱雀』(1997年)、『殯の森』(2007年)などの代表作品に加え、是枝裕和との往復書簡『現しよ』(1996 年)など貴重な作品も含めた31作品を上映。これらをまとめて鑑賞することで、一貫したテーマやモチーフを持つ河瀨作品の魅力を存分に感じ取ることができるだろう。
12月24日(火)には、監督本人を招いたトークイベントも開催。他のゲストを招いたトークイベントも多数開催される予定のため、映画愛好家にはまたとない機会になりそうだ。