赤坂の洋食店、東洋軒は現在本店を三重県に置いているが、もとをたどると1889年に東京で創業した洋食文化の草分け的存在だ。2014年にオープンしたこの店舗では、三重県の特産であるブランド牛、松坂牛を使用した洋食メニューが楽しめる。『メンチカツ』は、松阪牛に加えこれまた三重のブランド豚である松坂豚をブレンド。衣に使用するパン粉のために専用のパンを焼くなど、こだわりの結晶である美しいフォルムの衣にナイフを入れると肉汁が流れ出る。肉自体の旨みをしっかりと感じられ、そのままでも美味しいが、野菜のとろみのみで仕上げた特製のウスターソースをかけるのも忘れずに。
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