2022年にオープンした「ティン ガナ(Tinc gana)」はシェフのジェローム・キルボフ(Jerome Quilbeuf)によるレストランの中で最もハイクラスであり、スペイン料理をモダンに解釈した料理を提供している。キルボフによればティン ガナは「バルセロナのガストロバル」をイメージしているとのことだが、同シェフによる広尾のカジュアルな「グラシア(Gracia)」とは違い、フォーマルな雰囲気がある。特別な日に、とっておきの服を着て足を運びたくなるような店構えだ。
ランチコースは6,500円、9,000円、1万5,000円で、ディナーは1万2,000円と1万9,000円。洒落た内装は、キッチンのカウンタートップのオリーブグリーン色と、背の高い花瓶に生けられた花がアクセントになっており、使われる器もエレガントかつビビッドだ。