キッチンカーでの移動販売から始まり、満を持して神楽坂に店を構えた「タナカズロティ(Tanaka's Roti)」は、ステーキハウスで肉の扱いを学んだ店主の焼く「自家製スパイスのロティサリーチキン」が絶品だ。1人前の4分の1サイズ(840円、以下全て税込み)から2ホールサイズ(4〜6人用)まで選べる。
肉は10種類以上のハーブとスパイスをまぶし、1日マリネ液に漬け込んだ後、専用のオーブンで1時間以上じっくり焼く。カリカリに焼かれた表面と、ジューシーな柔らかい身が食欲をそそる。添えられた特製のサルサソースは、さっぱりとした酸味で肉のうま味と良く合う。一緒に付いてくるポテトも鶏の肉汁でローストされており、統一感のある味わいが楽しめる。
一番人気のメニューは「ロティプレート1/4」。ロティサリーチキンと白米、サラダ、ポテトがセットになったもので、ハーブがきいた米とチキンという魔法の組み合わせは深みがあり、口に運ぶ手が止まらない。
飲み物はアルコール400円から、ソフトドリンク一律300円という破格の価格で提供しており、気軽に楽しめるのがうれしい。5席ほどの小さな店だが、絡み合うスパイスの風味をぜひ感じてみてほしい。