西中島にある「たこ焼 十八番 SONS-DOHTONBORI」の創業は1990年。かっぽうや喫茶店の経営経験を持つ女性社長が「女性が気軽に立ち寄れるたこ焼き店を作りたい」と始めた。道頓堀に進出したのは2004年で、2018年に現在の場所に移転した。
たこ焼きの生地には小麦粉、卵、だしのほかに牛乳をブレンド。中には柔らかくゆで上げたタコのほか、紅ショウガ、小エビに、たっぷりの天かすが入る。その量は焼き上がりの表面に粒が見えるほど。かんだ時のカリカリ度合いは驚くほどだが、よい食感だ。
内側はもっちり、かつクリーミー。ソースは大阪市内のメーカーから数十種の商品を試食し、厳選したものを使っているという。「一球入魂」とは野球など球技に用いられる言葉だが、ここではたこ焼き一つ一つを大切に焼き上げるという思いから、それをアレンジした「一球一魂」を社訓として大切にしている。
初めてであれば、ソースとマヨネーズを混ぜた「ソースマヨ」、ソースマヨと塩味の「ハーフ&ハーフ」(8個770円、10個960円、税込み)がおすすめだ。