江戸時代に、商売の合間にさっと食べられるスタイルとして広まったのが起源といわれる立ち食い。現在ではそばや寿司のみにとどまらず、ラーメンからフレンチまで、さまざまなジャンルの立ち食いグルメが存在する。秋葉原の「立喰い焼肉 治郎丸」もその一つで、路上に漂ってくる肉の焼ける香りには、なんとも抗いがたいものがある。
肉は寿司ネタのようにガラスのショーケースに並べられ、カウンターの奥にかけられた木の札に、部位や等級別の価格が書かれている。一切れ単位で注文し、目の前のグリルでセルフで焼くシステムだ。価格は80〜330円とリーズナブルなので、さまざまな種類の肉の食べ比べを楽しもう。