※2022年12月15日オープン
オランダを代表する三つ星シェフ、ヤコブ・ヤン・ボエルマによるアジア初出店のレストラン。ヤコブが初めて来日した時からその多様さに魅了されたという日本の食材を、オランダの料理文化をベースに、世界各国の調理技術を柔軟に取り入れながらクリエーティブに進化させた。
ランチは6,050円、ディナーは1万3,750円(全て税込み)から提供。ヤコブの得意とする「酸味」と「うま味」の多層的な組み合わせをふんだんに取り入れたコースが味わえる。
例えば、アミューズのタルトレットは味噌やウニ、黒米などの素材を使用。ムースにかかっているのは醤油から作れられたシート。ユズの酸味など、素材そのものを味や香りを生かしつつ、発酵食品により深みを出している。
肉料理ではオランダ特有の発酵海藻を合わせ、クミンやガラムマサラなどのスパイスが生む風味が楽しめる。オランダの子どもたちにはおなじみという口の中ではじけるキャンディーを再現した遊び心あふれるデザートも。馴染みのある素材が思わぬ発想で提供され、しかもどの料理も色鮮やかで軽やか。和食と洋食の良いところが混じり合ったような、懐かしくて斬新なコースである。