1968年に練馬に創業した「志村電機」と、1975年に東向島に創業した「東京珈琲」の老舗の異業種同士がタッグを組み、2019年に店舗改装とともに生まれ変わったのが「志村電機 珈琲焙煎所」だ。約25種類の生豆から、一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)認定コーヒーマイスターが好みの焙煎度合いを聞き、100グラムから量り売りしている。池袋の喫茶店「タカセ」のケーキなど、全国から厳選したコーヒーのともがずらりと並んでいるのも楽しい。
店内にはイートインもあり、エスプレッソを練りこんだソフトクリームの乗った「コーヒーゼリーラテソフト」(600円、税込み)など、デザートメニューも人気だ。街の電気店としても機能しており、近所の人々の寄り合い所的な存在でもある、心温まる空間で一息付けば、街を少しだけ身近に感じられるかもしれない。