1960年から1970年代初頭にかけて、新宿には多くのジャズ喫茶が誕生した。その一つが、1961年に前身となる店を新宿にオープンし、2007年より営業を再スタートした歴史ある「ダグ(DUG)」だ。
れんがが敷き詰められた小さな空間には、選び抜かれたジャズの関連品が並び、店が持つシリアスなジャズへの姿勢が、心地よい大人の癒やしの場を創り出している。カクテルは100種類、ウイスキーやビールも多数銘柄を揃え、陽の光が差さない地下にある店内で、昼からグラスを傾けることができる。
コーヒーとともに、「自家製パウンドケーキ」や「自家製ミートパイ」をつつきながらまどろみの時間を過ごすのもいいだろう。こんな贅沢な午後のひとときを味わえるなら、雨の日の新宿だって悪くない。
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