銀座駅から徒歩3分。銀座らしいシックな内装で味わえるのは、刺激たっぷりのラーメン。一番人気は、中華料理で使用される山椒(さんしょう)のようなスパイス、花椒(ホアジャオ)が具材にまでたっぷりと混ぜ込まれた「麻婆麺(マーボーメン)」だ。辛さは「薄辛」「普辛」「倍辛」の3段階から選べるが、「普辛」でも十分な辛みとしびれが感じられる。
辛いだけではなく、スープのうま味もしっかりと感じられ、そのバランス感の良さは都内で食べられる麻婆麺の中でも髄一。卓上に用意されているぶどう山椒オイルを加えれば、一層華やかな香りになり、最後の一口まで堪能できるだろう。癖になる味にリピート客も多く、昼の営業で売り切れてしまうことも多い。
そのほか、ひき肉やナッツ、パクチーなどの具材と、しびれ感たっぷりのたれが麺に絡みつく「汁なし坦々麺」や「坦々麺」、正統派の中華料理である「酢辣湯麺(サンラータンメン)」も人気。行列は免れないが、一度は訪れてほしい名店だ。