八王子で創業し、移転や間借り営業などを経て、2024年5月に路面店として新たにオープンした「中華そば 鴨福」。連日行列が絶えない人気店だ。
醤油か塩を選択できる「中華そば」(1,100円、以下全て税込み)は、コンブと煮干しの魚介系と、カモやシャモからとっただしに、「岩手がも」の香味油が加わった、芳醇(ほうじゅん)な味わいのスープが、強烈な印象を残す。
麺は三層の平打ち麺で、表面は「もち姫」などのうどん粉に、中心部はパスタに使われるセモリナ粉を使用。モチモチでプリっとした食感がおいしい。チャーシューは、素材の良さを生かした豚肉と、うまみあふれる鴨肉の2種類が乗る。
「特製 中華そば」(1,500円)を注文すると、モチモチの皮の「鴨肉ワンタン」に加えて、別皿でカモの串焼きと「奥久慈卵」の温泉卵も提供される。温泉卵はスープに加えてもよし、麺をそのまま付けてすき焼きのような味わいでも楽しめる。どこを切り取っても至高の一杯だ。
そのほか、「つけ麺」(1,200円から)や、サイドメニュ-として鴨肉がたっぷり乗った「鴨丼」(500円)なども人気を博している。