福島区で2010年に創業して以来、開店前から並び始めることも珍しくなく、 酷暑の夏でも極寒の冬でも途切れることのない行列は、すでに街の風物詩の一つといえるだろう。
その人気を支える店の主柱ともいえるメニューは、「鶏煮込みそば」(1,000円、以下全て税込み)だ。スープは、大量の鶏ガラを強火で煮込みゼラチンを乳化させた、とろりとクリーミーかつ官能的な舌触りの鶏白湯(ぱいたん)。ガツンとパワフルで重厚なうまみのアタックがありつつ、 クリーンでナチュラルな後味は、まさに魅惑の一杯である。
麺は国産小麦で自家製。その上に乗せられたしっとりジューシーなチャーシューやミツバ、白ネギなどのトッピングが絶妙なアクセントになっている。鹿児島のプレミアム鶏、黒さつま鶏「黒王」をスープに丸ごと使った「丸鶏醤油そば」(1,100円)など、曜日限定メニューも見逃せない。ラーメンラバ―を大いにエキサイトさせている店だ。
玉造駅そばの2号店では、「鶏煮込みそば」の味噌味が楽しめる。