蒲田駅の東口から徒歩3分。店構えは上品な小料理店のようだが、2018年2月のオープン以来、一躍人気となった家系ラーメン店だ。家系とはいえ、ただの豚骨醤油スープではない。豚肉と鶏肉をしっかりと炊き出した、うまみたっぷりのクリーミーなスープが特徴だ。
定番の「らーめん」(900円、税込み)は、濃厚でありながらもくど過ぎず、しっかりとだしの味が感じられる。ネクスト家系とも言える味わいは、炊き出しに時間を惜しまない、店主の丁寧な仕事の賜物だろう。チャーシューは燻製のモモ肉とバラ肉から選択できる。どちらも、肉の脂身の加減や柔らかさが絶妙で、さくっとかみ切れる丁度良い歯応えだ。
半熟とろとろの味付け卵も、トッピングしておきたいところ。新規店の台頭が続く蒲田エリアの中でも、ひときわ存在感を放つ一杯を、ぜひ堪能してほしい。