2021年7月に新小岩にオープンした四川名物「鉢鉢鶏(ボーボージー)」専門店。27歳(2022年取材時)の中国人オーナーが経営しており、本場の味わいが楽しめる。
「鉢鉢鶏」は、ゆでた野菜や肉類を竹串に刺し、鉢に入った特製たれに漬け込んで食べる串料理で、四川省楽山市の名物として知られている。日本で例えるなら、大阪の串カツや静岡のおでんのようなスタイルで、酒のつまみや軽食にもってこいのご当地グルメだ。
肝は13種類のスパイスを配合した自家製ラー油。これが各テーブルに用意してあり、客はショーケースから串を選び、そのまま席で串を漬けて食べられる。真っ赤な見た目とは裏腹に、思ったよりもマイルドな辛さでこくがあり、串を取る手が進んでしまう。具材は40種類以上あり、一串130円。サイドメニューにはよだれ鶏やマーラー麺なども提供する。