昭和にタイムスリップしたかのような、古寂びたたたずまいの店。昭和48年に開業して以来、多くの人に親しまれている三軒茶屋の名店だ。
L字カウンター9席のこじんまりとした店内で、主人の気さくな人柄もありいつも客が絶えない。野菜の甘みがしっとりと染み出した優しい素朴な味わいのちゃんぽんは、仕事で疲れた日や冬の寒い夜などには格別に染みる。
麺はつるつると柔らかいストレート麺で、具はキャベツ、モヤシ、エビ、イカ、アサリ、豚、キクラゲ、はんぺん、かまぼこ数種、ちくわなど具だくさん。ほかにも、「キムチ入りちゃんぽん」や「明太子入りちゃんぽん」などの変わり種のメニューが並ぶ。「皿うどん」や「煮こみ定食」もこの店の定番だ。
関連記事
『東京、ちゃんぽん10選』