伊勢という豊かな土地で育った食材の魅力を存分に堪能できるビストロ。店名の「ミルポワ」はフランス語で香味野菜を意味し、ブイヨンを作る際に欠かせない名脇役だ。同店も「生産者や食材の名脇役になりたい」という思いのもと、心を込めて作られた野菜や果物、米、新鮮な魚介類などのうま味を最大限に生かした丁寧な料理を提供している。
また、伊勢の環境を守り続けるべく「循環型レストラン」としての取り組みも実施。生ごみ処理機を導入し、生ごみを肥料にアップサイクルしているほか、食べること自体に問題はないが、規定の大きさに達していなかったり、酸味が強過ぎて市場には出せなかったりした野菜や果物のドレッシングの販売なども行う。
この土地の環境、ここで取れる食材、生産者へのリスペクトであふれるのが同店。美しい一皿を通して伊勢の文化や人を伝える一軒だ。