1926年創業の老舗うなぎ店。丁寧に焼き上げた三河一色産のウナギを創業時から継ぎ足している秘伝のたれにくぐらせた自慢の一品は、香ばしさとふわふわの食感が口いっぱいに広がる優しい味わいだ。
伊勢はウナギのさばき方や焼き方が独特で、「背開き」「蒸さず」「串打ちせず」という特徴がある。また、白飯にたれを混ぜ込んだまぶしご飯、通称「伊勢まぶし」で楽しむのもこのエリアのスタイルで、「自分で混ぜずとも、すぐに完成された味で食べられるように」という親切心からこのようになったのだそうだ。
「うな重」は、うなぎを2切れ乗せた「並」(1,650円、以下全て税込み)から5切れ乗せた「特上」(3,300円)まで、ボリュームに合わせて価格が変わる。いずれにもプラス660円で1切れ追加することもできるので、創業者一族の先祖だったという力士・いな妻に負けぬよう、力強くもりもり食そう。
臨時休業の場合もあるため、営業状況をチェックしてから訪れるのがおすすめだ。