シンプルな味付けで野菜本来のうまみが贅沢に感じられるモダンな創作料理と多様なワインが楽しめるダイニングレストラン。「野菜でお腹をいっぱいにしたい」と話すオーナーの小髙直斗は、銀座にある2つ星フレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス東京」でソムリエとして働いていた経歴を持つ。コロナ禍を機に地元である 八王子に戻り、地場野菜の魅力や魅力的な農家を知ってもらうきっかけにできたらと2021年1月に同店をオープンした。
メニューは、季節ごとにその日に採れる野菜を使った見た目も美しい品々が並ぶ。 取材時は、塩や赤紫蘇のピクルスで味付けされた「トマトとチェリーの小さなタルト」(700円、以下全て税込み)と、無農薬のキュウリとズッキーニにイタリアンパセリを使用した2種類のグリーンソースをかけて味わう「ズッキーニのサラダ」(1,000円)を提供してくれた。
2つの料理に合わせたワインはブドウの風味豊かな「Ohno Field Blend」だ。ドイツで有名なナチュールワイン愛好家のダニエル&ビアンカ夫妻が手がけたクリーンで繊細な味わいのワインも野菜料理に寄り添ってくれておすすめだという。 このほか、日本、ドイツ、フランス産をメインに約400種類ほど揃えている。
店内にはソムリエ、シェフ、パティシエが在籍しているので、注文に迷った時にはそれぞれの専門家におすすめを聞いてみるのもいいだろう。作り手の思いと素材にこだわった食事で、大切な誰かと上質な時間を過ごしてみては。