※2021年6月26日オープン
吉祥寺にあるアートセンターオンゴーイングの建物を間借りして営業している期間限定の定食屋。運営にあたるメンバーは皆アーティストなどのアート関係者で、曜日ごとにそれぞれが持ち回る形で料理やそれに合う酒を提供している。
特製『フェジョアーダ』や『パンダ餃子』、スパイスカレーなど、どの料理も趣向を凝らした逸品ぞろいで、通い詰めて味わい尽くしたいものばかりだ。
木曜は斎藤玲児が作るブラジルの国民食『フェジョア―ダ』、土曜は和田昌宏と天野太郎による『パンダ餃子』を味わえる。イカ墨で色付けした黒い皮と通常の餃子をセットにしたもので、肉とニラを多めに使い、干しシイタケとその戻し汁で作られたあんは、ジューシーかつ白黒の見た目が楽しい。
日曜を迎えたら、福永大介がつくるスパイスカレーを心待ちにしよう。種類はムング豆(緑豆)を使用した『ヴィーガンダルカレープレート』と、ひき肉とナスの調和が引き立つ『ナスとキーマカレープレート』を提供。2種類であいがけもできる。
金曜日はゲストを招いての料理提供となっており、月に1回程度で大久保ありとあだちゆかりが厨房(ちゅうぼう)に立つ予定だ。「海外旅行で訪れた、現地の、謎だけどおいしい定食屋」というコンセプトを体現した内装にも注目してほしい。