江の島の玄関口、弁天橋を渡り、メインストリートから外れて路地を数分ほどの場所にあるカフェ。まるでタイムスリップしたかのようにレトロな様相で、店名はかつて大正時代の銀座にあった同名の喫茶店にあやかり命名された。シーズンによっては大にぎわいの江ノ島の喧騒(けんそう)から少し離れてゆったりした時間を過ごせる。
店内には人間以外古いものが好きと語る店主の一瀬が集めた、フィルムカメラやビクター犬の置き物、レコード、ファイヤーキングのカップなど、アンティークグッズがずらりと並ぶ。クールな看板猫の太郎に合いに来る客も多く、ハンドドリップコーヒー、トートバッグ、Tシャツほか、一瀬自らがデザインしたオリジナルの太郎グッズも人気を集めている。
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