JR御茶ノ水駅、秋葉原駅からともに徒歩5分ほどの、昌平橋の交差点に位置する店舗。創業は1912年で、100年以上の歴史がある老舗ラーメン店だ。創業期は中華料理店としてスタートしたが、やがて現在のラーメンと中華がゆを提供するスタイルになった。
「ラーメン」は、特選醤油を使用し、豚骨・老鶏、多数の野菜類をじっくりと煮込んだ清湯スープ。かなりあっさりとした、これぞ東京ラーメンの味といった昔懐かしい味は、優しい気持ちにしてくれる。
チャーシューは見た目の存在感があるが、柔らかく、味も濃過ぎないバランスのいい味。セットでも頼める中華がゆには下味が付いており、そのままでも十分おいしいが、調味料で自分好みの「味変」も楽しめる。4代目となる女性店主がいつも気持ちの良い接客で迎えてくれる、アットホームで懐かしい店だ。