もしハラル公認の寿司屋を見つけたら、驚かないわけがない。なぜなら、ハラルは原則酒の摂取が禁止されているため、酒が原料となる酢を用いる寿司は、食べられないはずだからだ。筆者は件の寿司屋が浅草にあると聞き、即座に足を運んだわけだが、何も知らないムスリムでない知人を誘ったら、「どうしてどこでも食べられる寿司をわざわざ浅草で?」という反応が返ってきた。
しかし、もし酢の使用も認められないほどあなたの信仰が厚いなら、すし賢以上にふさわしい店はないだろう。シャリの部分に酢を使わず、ウナギやアナゴに使われるみりんもちろん入っていない。ただ、もし酢ぐらいなら気にしないということなら、特集記事『東京、鮨10選』をぜひチェックしてほしい。