有楽町の高架下近くにある肉バル。外観はこぢんまりして、やや雑多な印象だが店の奥は広く、アジアのリゾートのようだ。天井や壁は植物や明かりのランタンで装飾され、白い天蓋(てんがい)付きの個室もあり、店に一歩入ると予想外のオリエンタルムードたっぷりの雰囲気に包まれる。
ランチは牛ハラミのステーキや焼きチーズカレーのメインに、お代わり自由のスープとソフトドリンクが付いたセットが食べられる。夜はハラミステーキや『岩中豚の肩ロース』『仔羊のチョップ』などの肉のグリル料理と、『牛すじのトマト煮込み』やアヒージョ、生ハムのような小皿メニューにビールやカクテル、ウィスキーを提供。ハラミステーキは、さっぱりして脂身に頼らない赤身のうまさが味わえる。
価格の高い駅近の有楽町エリアで、ランチは1,000円前後、夜も一人5,000円を切り、コストパフォーマンスの良さが際立つ。店の雰囲気の良さも合わせて20〜30代の客層に強く支持されている。女性の好みの内観だが、男性の2〜3人連れなど、男性のみのグループ客も多い。合コンや親しい仲間との飲み会にぴったりの店だ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)