京都市内の中心部、錦市場すぐ近くの便利な場所にあるうどん店。
1910年(明治43年)創業の老舗で、この本店は地上5階建て、140席ある大きな店舗だ。内装は数寄屋造りで、店の中に一歩入ると非常に風情があり、京都ならではの重厚な空気感を堪能できる。
透き通った見た目と、しっかりとしたコクと旨味のあるダシが店の持ち味。うどんは柔らかめの優しい食感で、酒を飲んだ後や、胃疲れしている時でもするすると食べられてしまう。
卵でゆるくとじた、シンプルな『けいらん』は女性に大人気。夏は冷たい麺、冬は『鴨すき』などの鍋仕立てのうどんを楽しんで。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)