異なるジャンルからラーメン業界に参入する料理人は多いが、イタリアン出身の志奈田の店主は、自身の経験を巧みに取り入れている。店の看板メニュー『純濃煮干しつけ麺』は、九十九里産イワシとアジをふんだんに使用した一品。動物系スープを合わせたポタージュのようなつけ汁が特徴的だ。
パスタに使用されるデュラム粉を配合した平打ちの麺は、これでもかというほど汁とよく絡む。すくい上げた麺にきらきらと輝くのは、煮干しの粉末。香りや苦みがダイレクトに舌に伝わり、濃厚な味わいを引き締めている。途中でレモンを絞れば爽やかさがプラスされ、飽きずに食べられる。
※現在の全メニューは2020年7月上旬まで提供。リニューアル後の新たな味わいにも期待が寄せられる。