御成通りを1本入った住宅街にひっそりと佇(たたず)む、カフェレストラン。「早くて、安くて、栄養満点。お母さんの料理が一番完成されているのではないか」という店主、黒澤邦彦の想いから、世界の家庭料理を提供している。ここでは、「よく分からないけど、気になって仕方がない料理」を注文してみよう。メニュー表には、タンザニアの『ココナニャマ』や、ブータンの『ジャシャマルー』、ギリシャの『コトプロ レモナト』など、日本ではあまり聞きなれない、呪文のような料理名も多く並んでいる。そんな時は、どんな料理なのかを尋ねながら、好奇心がかき立てられるままにオーダーしてみるのが一番だ。スローな時間が流れる店内は、抜群の居心地の良さ。つい時間が経つのを忘れてしまわぬように、気をつけたい。ちなみに、店内に置かれている家具は、黒澤がアメリカの西海岸で買い付けたもの。なかには、購入できるものもあるそうだ。
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