西武新宿線新井薬師前駅から徒歩4分の場所にあるビストロ。中野駅からも歩ける。
レバームースやパテ・ド・カンパーニュ、サラダ、肉のコンフィなどをつまみに、ミシュラン店出身のソムリエが選ぶさまざまな銘柄ワインが楽しめる。トリュフがたっぷりかかった卵かけご飯は名物料理だ。
また、一年を通じて提供する『フランスおでん』が好評。シェフの小杉龍介(こすぎ・りゅうすけ)は「おでん=フレンチの煮込み料理」と考え、冬はブッフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)や鶏肉のポトフ、夏はブイヤベースなどをアレンジしたオリジナルのフランスおでんとして提供する。具は大根や卵とともに、牛ホホ肉や自家製ベーコン、フォアグラも使用。
高級フレンチ店での経験も長い、ソムリエの渡邉司(わたなべ・つかさ)によるワインペアリングも楽しさがある。カウンター主体でクラシックなバーのような店内は居心地がよく、シェフとソムリエとの会話も弾む。フレンチやワイン好きの女性はハマるだろう。実際、女性の一人客は多いとのこと。仕事帰りに寄ってみては。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)